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機器訪問利用

Ic pin 東京都

GC(ガスクロマトグラフィー)

GC(ガスクロマトグラフィー)の画像1
  • Ic equipment spec 概要:気体および液体の成分分析を行います。
  • 詳細・スペック

    備考
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    詳細・スペック

    <GCの特徴>

    ガスクロマトグラフィー(GC)は混合している複数成分を含む物質を分離するクロマトグラフィーの1種で、主に気体試料や揮発性の高い液体試料の分析に用いられます。
    略して、ガスクロと呼ばれることもあります。ガスクロマトグラフィーはカラムの種類が豊富なため、分析目的に最適な条件を選択することができます。
    また、高感度で反応性、選択性のある検出器を用いることができるので、微量分析が可能です。
    しかし、分析時には常に高温であるため、不揮発性の物質や熱分解してしまう物質は測定することはできません。


    <GCの原理>

    ガスクロマトグラフィーの基本的な原理は、試料がカラム内で分離され、検出器で検知されることです。
    気体試料や液体試料が試料注入部で気化させたものが、検出器で検知されないHe,N2などのキャリアガスによって運ばれ、カラムの中に入ります。カラム内の固定相との相互作用によって各成分が遅延することにより、検出器までの到達時間に差が現れます。
    この検出器までの時間のことを保持時間といい、検出器で検出されたものはピークとして出力されます。
    同一試料で分析した場合各成分の保持時間は必ず同じなため定性分析が可能です。また、標準試料で検量線を作成し、ピーク強度またはピーク面積を比較することによって定量分析をすることができます。
    検出器については主にTCDやFID検出器が用いられます。TCD検出器は熱伝導度検出器といい、分析対象成分と、キャリアガスとの熱伝導度の差を利用した検出器です。熱伝導度の差が大きいほど制度が良くなるため、分析対象成分によってキャリアガスを検討する必要があります。
    FID検出器は水素炎イオン化検出器といい、可燃性の分析対象を水素炎中で燃焼させたときに生成されるイオンを電極部分で捕集し、電気信号にとして検出します。有機化合物に対して高い感度を有しますが、有機化合物以外はほとんど感度がありません。
    可能な実験例

    ○食品のにおい成分の分析

    食品の香気成分として炭化水素類、アルコール類、エステル類などがあり、標準試料、検量線を用いて分析することによって、定性、定量ができます。

    ○分離膜の透過実験

    透過側と供給側の液の組成を測定することによって分離係数を算出することができます。

    ○樹脂の解析

    熱分解させた樹脂を測定することで骨格構造、末端基情報を得ることができます。

    ○高分子材料に含まれる添加成分の分析

    溶媒抽出などの前処理で得られた抽出液を分析し、酸化防止剤などの添加剤や残存溶媒の定性、定量ができます。


    ※組織により上記実験ができない場合がございます。

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