細胞の品質検査
【提供試験のポイント】
細胞の培養から品質検査、その細胞を用いた臨床試験までをした流れで試験を行うことが可能です。
寄託者から提供された情報に基づいて細胞の品質検査を実施します。主に製品中の生存微生物やマイコプラズマ汚染、グラム陰性菌由来のエンドトキシンを定量・検出することで細胞のコンタミネーションを検査します。
【可能な試験例など】
<無菌試験>
・直接法
GMP微生物試験の要件の1つであり、無菌製品に生存微生物が含まれていないことを上市前や患者への投与前に確認するために行われます。
<マイコプラズマ試験>
・PCR法
あらかじめ作製されたプライマーを用いて検体のDNA断片の増幅を行い、電気泳動によって増幅されたフラグメントを識別し、検体内のマイコプラズマ汚染を高感度かつ迅速に検出します。
・マイコアラート法
検体内の生存マイコプラズマを溶解させ、酵素とMycoAlert™基質を反応させることでADPからATPへ変換触媒されます。MycoAlert™基質添加前後のサンプル内ATPレベルを測定することにより比率が算出され、この比率により、マイコプラズマの存在の有無が示されます。
<エンドトキシン試験>
ライセート試液のゲル化に伴う濁度の変化を測定し、エンドトキシン濃度と反応液があらかじめ設定された濁度に達するのに要した時間又は濁度の経時変化率との間の用量反応関係に基づいて、エンドトキシンを検出・定量する方法です。
食品・飲料・製薬・医療分野の製品中に生存微生物がいないかを調べることができます。
細胞を用いた毒性評価
【提供試験のポイント】
無血清培地使用、多様な細胞種類の提供、ヒトへの投与など、ご希望に合わせた試験内容をご提案致します。
独自のネットワークにより基礎研究だけでなく大学やクリニックと連携した臨床試験を実現します。
ヒト細胞を用いて添加物や新規化合物の毒性を評価します。
医薬品化合物や化粧品、機能性食品素材、新規化合物といった添加物が及ぼす影響を、ヒト細胞を用いることで細胞毒性を示さない濃度や接触時間などの使用条件を見出します。
【可能な試験例など】
・細胞増殖抑制/促進作用の評価
・受容体発現細胞を用いたファンクショナルアッセイ
(細胞内cAMP/cGMP/Ca2+アッセイ等、アッセイ系の開発と被験物質の評価)
・受容体発現細胞・膜画分を用いたRI標識リガンド結合アッセイ、アッセイ系の開発と被験物質の評価
・RANKL誘導破骨細胞(分化アッセイ)
・フローサイトメトリーによる各種細胞アッセイ
・肝細胞株及びヒト初代肝細胞を用いた各種アッセイ
医薬品や機能性食品、化粧品、医療機器その他様々な化学物質についての毒性試験を行っています。
薬事法、安衛法、化審法、農薬取締方などの関連放棄に対応したGLP、またPL法対策の安全性試験も実施しています。
iPS/ES細胞からご希望の細胞への分化誘導を行います
・患者由来iPS細胞を用いた疾患モデルの確立および創薬スクリーニング
・ヒト細胞を用いた疾患メカニズムの解析
世界初、タンパク質フリー、低分子化合物による分化誘導法によりヒトiPS細胞から心筋細胞を作製します。 創薬プロセスの効率化、新薬の成功確率の向上に貢献します。
疾患モデルとして病態解析や創薬研究ツールとして利用できます
患者由来または、ゲノム編集によるモデル細胞を用いた疾患メカニズムの解析
モデル細胞を用いた創薬スクリーニング
心毒性評価
3次元再生ヒト表皮モデルに被験物質を曝露し、暴露後の生存率を指標にして、被験物質の皮膚刺激性の有無を評価する試験です。 被験物質を再生ヒト表皮モデルに15分間暴露した後、培地をMTT培地に置き換えてMTT反応をさせます。反応時間終了後、再生ヒト表皮モデルのMTT反応産物の抽出物の吸光度を測定す...
試験方法の要望対応可能
試験計画の立案可能
医薬品・化粧品・医薬部外品・農薬・化学物質・化学製品
※固体の場合、微粉末状でご提供いただきたく存じます。
3次元再生ヒト表皮モデルに被験物質を曝露し、暴露後の生存率を指標にして、被験物質の皮膚腐食性の有無を評価する試験です。 再生ヒト表皮モデルに被験物質を3分間及び1時間曝露した後、培地をMTT培地に置き換えてMTT反応させます。再生ヒト表皮モデルのMTT反応産物の抽出物の吸光度を測定することによ...
試験方法の要望対応可能
試験計画の立案可能
医薬品・化粧品・医薬部外品・農薬・化学物質・化学製品
※固体の場合、微粉末状でご提供いただきたく存じます。
角膜上皮細胞に被験物質を暴露し、暴露後の生存率を指標にして、被験物質の眼刺激性の有無を評価する試験です。 GHS分類の「区分1」と「区分に該当しない」を評価します。 ウサギ角膜由来株化細胞(SIRC細胞)に5%及び0.05%被験物質液を5分間曝露した後、培地をMTT培地に置き換えてMTT反応さ...
試験方法の要望対応可能
試験計画の立案可能
医薬品・化粧品・医薬部外品・農薬・化学物質・化学製品
3次元再生ヒト角膜様上皮モデルに被験物質を曝露し、暴露後の生存率を指標にして、被験物質の眼刺激性の有無を評価する試験です。 GHS分類の「区分に該当しない」を評価します。 再生ヒト角膜様上皮モデルに被験物質を1分間(液体の場合)又は24時間(固体の場合)曝露した後、培地をWST-8培地に置き換...
試験方法の要望対応可能
試験計画の立案可能
医薬品・化粧品・医薬部外品・農薬・化学物質・化学製品
被験物質をマウスの耳介に投与し、耳介リンパ節の細胞増殖反応を細胞のbromodeoxyuridine (BrdU)のDNAへの取込み量を指標として、遅延型アレルギー性接触皮膚炎発現の有無を評価する試験です。 被験物質を適切な溶媒に溶解/懸濁させ、マウスの耳介に3日間塗布します。最終塗布後48時...
試験方法の要望対応可能
試験計画の立案可能
医薬品・医療機器・化粧品・医薬部外品・農薬・化学物質・化学製品