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①観察;イオンは試料との最初の衝突で2次電子を放出するため、検出器と組み合わせることで試料最表面を画像化できます(SIM;Scanning Ion Microscope)。
②加工;細く絞ったイオンビーム照射方向に沿った微細な加工ができます。
③成膜;ガスなどを導入することで、局所的に薄膜を形成することができます。
上記のうち最も活用されているのが①と②を組み合わせた微細加工技術で、数百nm~数nmに絞ったビームで試料の状態を見ながら断面加工できるため、サブミクロンオーダーでの加工位置精度で正確に対象部位を狙うことが可能となります。FIBでの加工と同様の実験機器として、イオンミリング加工がありますが、大きな違いはFIBが加工位置精度サブミクロンオーダー、加工範囲20μm角程度であるのに対し、イオンミリングは加工精度数十ミクロンオーダー、加工範囲1000μm角程度など、比較的大きいサイズの対象を観察する際に用いられます。より微細な構造に注目する場合はFIBを使用すると良いでしょう。
イオン材料として通常用いられるガリウムは原子量が69.723 と重いため加工に十分なスパッタリング速度が得られ、かつ融点が29.8℃と低く、一度加熱すると室温でも液体の状態で存在し、濡れ性も保つため針先端部へ安定的に供給されます。
※組織により上記実験ができない場合がございます。