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FTIRは有機物全般の測定に適しており、短時間で簡易に測定を行うことができ精度も高いため、製造現場における異物の同定や、有機材料の品質評価、排ガス中の有機物モニタリングなどに使用されています。また炭酸塩やリン酸塩、硫酸塩などの一部の無機物についても測定を行うことができます。
顕微FTIRでは微小試料(20μm)の測定が可能であり、測定前に試料の前処理を行うことで、軟物質や液体物、ガスなどにおいても測定を行うことができます。
FTIRでは干渉計によって波長の異なる赤外光を合成し、干渉波として試料に照射します。この干渉波は全波長領域の赤外光を含んでいるため、検出された干渉波をPC上でフーリエ変換し全測定領域の波長を同時に解析することで、短時間で高精度な測定が可能となります。
・透過法
固体または粉体の分析に使用します。固体試料をKBrプレートに挟み込むか、粉末化してKBr錠剤にセットし、透過した赤外光を測定します。試料が吸湿性を有する場合は、粉末化した試料と流動パラフィン(ヌジョール)を練り合わせ、ペースト状にしたものを窓板に塗布して測定します。高分子化合物など薄膜状の試料の場合は、赤外光が試料を透過するため、直接赤外光を照射し測定することが可能です。
・反射法
金属表面上の試料や液体物の分析に使用します。赤外光を金属表面に照射し、反射した
赤外光を測定します。液体物の場合は金属上で水分を蒸発させてから測定します。
・全反射(ATR)法
ゴムや樹脂、繊維、紙など軟物質の表面分析に使用します。試料にATRプリズムを密
着させ、試料とプリズム界面で全反射した赤外光を測定します。
※組織により上記実験ができない場合がございます。