非無菌製品(医薬品や化粧品など)を対象とする試験です。生菌数測定試験では、製品中に含まれる生菌の種類と数を調べます。特定微生物試験では、製品に特定の微生物が存在するかを調べます。
生菌測定試験では以下の微生物数をカンテン平板混釈法・カンテン平板塗抹法・メンブレンフィルター法・MPN法などを用いて測定します。
・好気性微生物
・真菌
特定微生物試験では以下にあげる微生物の存在を、対象微生物ごとに適した培地、培養方法によって調べます。
・胆汁酸抵抗性グラム陰性菌
・大腸菌
・サルモネラ
・緑膿菌
・黄色ブドウ球菌
・クロストリジア
・カンジダ・アルビカンス
・リステリア・モノサイトジェネス
など
試験規格は以下の規格に実績があります。リストにない規格についても試験可能です。
・日本薬局方
・ISO規格(17516, 18416, 221150など多数の規格)
・日本化粧品工業連合会
・化粧品微生物限度試験法
など
試験期間は試験方法、試験項目、検体数などに依ります。
最短2週間となります。
糞便、唾液、皮膚などの生態由来検体中の生物群集を解析する手法。検体から直接抽出した混合DNAについて、プライマーによりPCR増幅~シーケンス解析を行う。
細菌の系統学的分類の指標として用いられる16SリボソームRNA遺伝子を利用し、メタゲノム解析を行うことで、細菌叢の構成を明らかにすることが出来る。
皮膚、糞便、唾液のサンプルから解析を行うことが可能である。
細菌叢の解析は、アレルギーなどの疾患との因果関係が指摘されていることから昨今、注目を集める分野の一つである。
微生物(細菌、酵母、カビなど)の分離・培養
【こんなことが出来ます】
農産物や発酵食品、植物、土壌、水などから有用な乳酸菌や酵母、カビなどを分離・培養致します。
新たな食品・地域特産品の開発に向けて、地域資源(植物や環境など)や発酵食品から有用な乳酸菌や酵母を探してみませんか?
*特産品開発には補助金が出ている場合がございますのでご確認ください。
(実験例)
・植物からの微生物の単離・培養
・環境(土壌、水)からの微生物の単離・培養
・ぬか床からの微生物の単離・培養
・酒からの酵母の単離・培養
・発酵食品(漬物、キムチなど)からの乳酸菌の分離・培養
分離した微生物のゲノム解析も実施可能です。
☆コラボメーカーのメリット☆
・製品開発に伴う外注業務をまるっとサポート
・抗菌・抗ウイルス試験・安全性試験・有効性試験などもまとめて受託可能
工場や厨房などの衛生検査全般をお手伝いできます
拭き取り検査:食品工場、化粧品工場等の製造所内の設備をふき取り綿棒で微生物をふき取り、検出されるコロニーから微生物汚染度を検査します。
通常5か所のふき取り検査を行い、目視による衛生状態の指摘を行います。
検体の微生物検査:食品工場、厨房、化粧品製造所、医薬品工場等で製造される製品の微生物汚染度を検査します。製品をお送り頂き、製品中に生息する微生物数を測定します。
・工場や厨房の衛生管理
・製品検査や環境検査 など
ご要望に合わせた抗菌活性試験の実施
・お客様のご要望に合わせた抗菌活性試験が可能です。
・ご対応例:阻止円、混合培養、抗菌処理済み検体に対する抗菌試験、炭酸係数の算出法など
・被験微生物:一般生菌、大腸菌群、黄色ブドウ球菌、セレウス、腸炎ビブリオ、レジオネラ、乳酸菌、ウエリッシュ、サルモネラ、クロストジア、O-157、ハンゼヌラ、真菌(カビ)、酵母、耐熱性芽胞菌 など
・抗菌製品の開発、品質管理
・食品、化粧品、医薬品、医薬部外品の開発、品質管理
医薬品等に微生物汚染があるかどうかを判定します。
・無菌であることが求められる製剤などに、微生物混入がないかを判定する試験です。
・日本薬局方(JP)、米国薬局方(USP)、欧州薬局方(EP)など各種試験方法で実施可能です。
・医薬品、医薬部外品などの品質管理のため
製品に配合した防腐剤の効果を確認する試験です。
・医薬品、医薬部外品等に5種類の微生物を滴下して一定時間保存した後の微生物数を計測して、当該医薬品等に微生物汚染が起きた時に微生物制御の効果を調べます。
・日本薬局方(JP)、米国薬局方(USP)、欧州薬局方(EP)など各種試験方法で実施可能です。
・医薬品、医薬部外品の品質確認
・化粧品の品質確認
食品、化粧品、医薬品などの期限設定のための保存試験です。
・検体を保管した後、微生物汚染度、油の酸価、水分活性等を測定して、食品、化粧品等の消費期限、使用期限を検査します。
・加速試験(温度を上げて理論的な保存日数を早める方法)も行えます。
・食品、化粧品などの消費期限、賞味期限、使用期限の設定に
遺伝子を改変した微生物に検体を作用させた時に、遺伝子配列に突然変異を起こさせるかどうかを調べる方法。(Ames試験)
試験方法:OECD TG471
・化粧品、化粧品原料の安全性試験
・医薬品、医薬部外品の安全性試験
など