細胞培養からPCRなどの汎用的な分子生物学実験が完結できるレンタル実験室。P2/BSL2なので、ヒト由来の初代培養細胞や幹細胞、株化細胞(HeLa、HEK293等)の取り扱いが可能。機器のお持ち込みも可能で自由な実験ができます。
・細胞培養から汎用的な分子生物学実験が完結できるP2実験室
・機器の持ち込みが可能
・臨床検体の取り扱いが可能
共用実験室にゲノム解析に必要なDNAシーケンサーを完備。DNAマイクロアレイの作成も可能なレンタルラボ。BSL2なのでヒトの臨床サンプルの解析やウイルスベクター(レンチウイルス、AAVなど)での遺伝子組み換え実験も実施できます。
・BSL2の細胞(HeLa、HEK293T、iPSなど)で遺伝子組み換えや遺伝子編集(ゲノム編集)ができます
・BSL2検体の取り扱いや実験のサポートも可能
・ウイルスベクターの構築から調製、導入までのDNAワークができます
・臨床検体を用いたゲノム解析やDNAマイクロアレイの作製も可能
・冷却超遠心機でのエクソソームの精製も可能
iPS細胞などの細胞または臨床検体などを用いたDNA解析/ゲノム解析の他、汎用的な分子生物学的な解析が可能です。
試薬調製/タンパク定量(BCAアッセイ)/質量分析/リアルタイムPCR/細胞増殖/セルベースアッセイ/アガロースゲル電気泳動/核酸抽出/RNA抽出/DNA抽出/核酸精製/エクソソーム精製/in vitro試験/DNAシーケンス解析/DNAマイクロアレイ解析/ライブラリー調製/遺伝子組み換え/遺伝子編集(CRISPR-Cas9)/ノックダウン実験(siRNA導入)/核酸導入/蛍光染色/免疫染色/他
バイオ・化学実験用スペースのレンタルラボです。ドラフト、実験台(水道)は備え付けのものがご利用いただけます。設備、装置の持ち込みも可能で、土日・夜間の実験も応相談です。スペース占有も可能です。
有機化合物の構造解析、材料の表面・バルク分析、マイクロ粒子の分析
赤外吸収分光計(IR)はサンプルに赤外線を照射し、それによるサンプルの物質がどの周波数(通常は波数)の赤外線を吸収しているかを測定する装置です。分子や原子はそれぞれ固有の振動をしていますが、波長(スペクトル上では波数)を連続的に変化させながら赤外線(infrared : IR)を照射すれば、分子の固有振動と同じ周波数のIRが吸収され、分子の構造に応じたスペクトルが得られるはずです。これにより、サンプルが予測できるものであれば、既知のスペクトルと比較して、同定、確認ができますし、また、多重結合、官能基、シス-トランス異性、水素結合などの分子構造に関する知見を得ることもできます。
なお、実際の測定原理は干渉計を利用したフーリエ分光法を用いていて、より高い波数の再現性を持っています。現在はこれらのFT-IRが一般的になっています。検出器は、焦電型のDTGS検出器と、半導体型のMCT検出器を備え、高感度分析にも対応しています。
試料は、サンプルセルを換えることにより、固体、液体の状態で測定できます。通常、固体はサンプルをKBrに分散させるKBr法、液体は原液のまま測定する液膜法と溶媒に溶かす溶液法を用います。また、1回反射ATRユニットや高感度反射ユニットを用いることで固体、液体、フィルム状など、様々な状態の試料にも対応できます。その他、顕微IR用の顕微鏡アタッチメントを比較的簡単に据え付けることができ、微少領域の測定をすることが可能です。
導電性のない電子顕微鏡試料のチャージアップ防止のためのコーティング、親水化処理、イオンエッチング
導電性のない試料を電子顕微鏡で観察する際に、何もコーティングしていないと望ましい像が得られなくなる場合があります。(チャージアップ)
この装置は、試料表面に白金などの金属をスパッタリングによってコートすることによりチャージアップを防ぐことを可能にします。
また、試料を乗せる基板の親水化処理、イオンエッチングも行うことができます。
透過試料の蛍光観察
共焦点レーザー顕微鏡は、レーザースキャンによって試料の蛍光像を測定し、高倍率時に特に問題になる試料の厚さによる焦点のずれがない像が得られます。また、焦点を変化させて複数枚の像を測定し、PC上で再構成することで立体的な像を得ることもできます。本装置は正立型顕微鏡のため、主に蛍光染色されたスライドガラス上の試料等の測定に使用可能です。
透過試料の蛍光観察