混合物の成分分析
本装置は、高速液体クロマトグラフ(HPLC)であり、溶液の成分を分離するための装置です。装置構成は一般的なHPLC装置ですが、試料の温度制御が可能なオートサンプラーが付属しており、大量検体の測定に向いています。
材料、有機化合物の定性・定量、天然物・微生物などの分析、異物分析など
物質に光を当てたとき、散乱光のごく一部に波長の異なる光が発生します。この現象をラマン散乱といい、ラマン分光では、レーザーによる単色光を当てて散乱光を測定することによりラマンスペクトルを得ます。ラマンスペクトルは、原子の振動(ばね運動に相当)によって周波数が変わるため、原子の質量と原子間の結合力に依存したラマンバンドが得られ、試料に含まれる結合や分子の解析をすることができます。
・有機化合物や金属酸化物などの物質は、成分が同じであれば同じスペクトルが得られます。よって、ラマンスペクトルから物質の同定をすることができます。
・混合物の解析はピークが複雑になるほど難しくなりますが、波形分離などを駆使することによって成分分析や定量ができることがあります。
・点分析では微量なピーク違いの見極めが困難な場合でも、マッピング測定によりピークの違いを見つけることができる場合があります。
・標準装備されている光学顕微鏡により、微小領域(分解能: 1μm(100倍対物レンズ使用))のラマンイメージ測定ができて、物質や成分の空間分布を調べることができます。
・共焦点モードによって、物質の深さ方向(分解能: 2μm(100倍対物レンズ、共焦点モード使用))の分析をすることができます。
・結晶化度や応力状態のような、材料の特性を調べることができます。
・温度可変ステージ(約-100℃~600℃)により、固体材料の相転移などの測定ができます。
栄養機能食品・特定保健用食品・化粧品・医薬部外品の開発のワンストップ依頼サービス
【化粧品】
米国 INCI、化粧品工業会へ登録するための評価、検索、資料の作成を行います。
【栄養機能食品(自己認証)、特定保健用食品(承認申請)】
ヒトを対象とした有用性の確認、学術誌報告をはじめとしたin vitro(試験管内), in vivo(細胞内), in situ(組織内), in silico(コンピュータ―)、in chemico(化学反応)等による資料の検索、資料の作成を行います。
【業許可申請、薬事承認申請】
下記の申請支援も行います。
■ 化粧品(効能効果は謳えない); 化粧品製造業許可、化粧品製造販売業許可
■ 医薬部外品(特定の効能効果); 医薬部外品製造業許可、医薬部外品製造販売業許可
■ 化粧品・医薬部外品(薬用化粧品); 製造販売承認、届
・化粧品製造業許可及び化粧品製造販売業許可を取得していますので、開発した化粧品は受託にて製造を行うことが出来ます。
・医薬部外品製造業許可及び医薬部外品製造販売業許可を取得していますので、開発した医薬部外品は受託にて製造を行うことができます。
*全体のスケジュール目安
例えば食経験のない成分を機能性食品として販売するまでには、約18か月となります。
抗菌、抗カビ剤の試験菌発育を阻止する最小濃度を測定する試験です。液体培地、寒天培地のいずれかにおいて試験を行います。
薬剤濃度が2倍希釈系列となるように培地を作成し、試験菌を接種します。培養し、試験菌が生えなかった濃度のうち一番低い濃度をMICとして判定します。
以下は試験菌種の例となります。リストにない菌についてはお問合せください。
・細菌
◦Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)
◦Escherichia coli(大腸菌)、
◦Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)
◦klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)
・酵母
◦Candida albicans(カンジダ菌)
◦Rhodotorula rubra(赤色酵母)
・カビ
◦Aspergillus niger(クロコウジカビ)
◦Cladosporium cladosporioides(クロカビ)
◦Penicillium funiculosum(アオカビ)
◦Alternaria alternata(ススカビ)
保存効力試験は、化粧品、医薬品の防腐効果を確認する試験です。 日本薬局方(JP)、United States Pharmacopoeia(USP)、European Pharmacopoeia(EP)、中国薬局方(PPRC)、ISO 11930 などの各種規格の試験を行います。
試験試料へ前培養後作製した試験菌液をそれぞれ接種し、一定時間経過後、生菌数測定を行い、保存効力を評価します。試験菌種の例としては、
・細菌
◦Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)
◦Escherichia coli(大腸菌)
◦Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)
・酵母
◦Candida albicans(カンジダ菌)
・カビ
◦Aspergillus niger(クロコウジカビ)
などがあります。この例に含まれない菌種についても試験可能ですのでお問合せください。また、前述したリストに記載がない規格についても試験可能です。
EN1500、EN16615準拠の抗菌試験を、業界最安級・短納期で委託可能です。
【EN1500】
●試験概要
局方消毒用エタノール、イソプロパノール、試験検体の3種を使用して、ボランティアの手指に滴下した大腸菌の除菌効果を測定します。
ボランティアとしては延べ20名を予定します。(規格での推奨は18名から22名となっております。)
●菌種
大腸菌K-12株(NBRC3301)
*最短30日の納期となりますが、ボランティアが集まらない場合等の影響によりそれよりも長くなる可能性がございます。詳細は是非お問い合わせください。
【EN16615】
●試験概要
試験担体の所定区画上に、対象とする細菌の培養液と、妨害物質の混合液50μL を均一に塗布する。
重りにクロスを巻きつけ、所定の区画(拭き始め)から拭き終わりの区画を定め、一往復清拭する。
一定時間静置後、各区画を滅菌綿棒でふきとり、消毒薬不活化剤中に回収する。
回収液中の細菌を培養し、塗布部分の清拭効果および細菌の有無を評価する。
●菌種
Staphylococcus aureus、Pseudomonas aeruginosa、Enterococcus hirae、Candida albicansが規定されています。
*最短30日の納期となりますが、試験機関の受付状況によってそれよりも長くなる可能性がございます。詳細は是非お問い合わせください。