高精度電子ピペット(ザルトリウス製)、独自制御『LabCraft』、3Dプリント製カスタムパーツを組合せ、標準装置では困難なピペッティング作業(特殊容器・液体、微量操作、既存装置連携等)をオーダーメイドで自動化します。
市販品では対応できない特殊な実験器具の固定、ロボットアームでのサンプルや容器のハンドリングなどを実現するため、3D CAD設計と3Dプリント技術を駆使し、お客様専用のカスタムパーツ(エンドエフェクタ、治具、ホルダー等)を設計・製作します。
化学・生物学研究室のニーズを熟知:溶媒耐性など、用途に応じた最適な材料選定・設計が可能
アイデア力で「できない」を形に:固定観念にとらわれない発想で最適な治具・パーツを提案
複雑形状も迅速に実現:3D CAD設計と3Dプリントで、切削加工では難しい形状も製作可能
スピード感のある試作:ラピッドプロトタイピングで、設計・評価サイクルを高速化
コスト効率の良い選択肢:1点からのオーダーメイドでも、加工法によりコストを抑えた提案が可能
ピペッティングに留まらず、サンプルの搬送・投入・回収、反応プロセスの自動制御、データ自動取得、物理測定など、研究開発における様々な手作業プロセスを自動化します。ロボットアーム、カスタムハードウェア(3Dプリント等)、センサー、ソフトウェアを最適に統合し、お客様専用の自動化システムをゼロベースか...
多様なプロセスへの対応力: ピペッティング、マテリアルハンドリング、測定、反応制御など、幅広い自動化ニーズに柔軟に対応。
システムインテグレーション技術: 複数機器(ロボット、センサー、既存装置)を連携させた複雑な自動化システム構築力。
カスタムハードウェア開発: 3Dプリント等を活用し、最適なメカニズムや治具をゼロから設計・製作。
柔軟な制御ソフトウェア: 『LabCraft』等を活用し、複雑なプロセスも比較的容易に制御・変更可能。
アイデアによる本質的課題解決: 既存手法にとらわれず、経験豊富なエンジニアが最適な自動化アプローチを提案。
ナノエレクトロニクス、ナノマテリアル合成、微細加工、デバイス作製や、最先端機器を利用した計測を行うことができます。スーパークリーンルーム、バイオ系実験用クリーンルームを完備し、最先端機器であるTEMやEB描画装置等の装置を多数完備し、合成からバイオ実験までを一気通貫で行うことができます。
・機器の持ち込み可能
・廃液処理対応も可能
・委託実験については要相談
・技術指導については要相談
・居室有
・最先端機器(TEM、SEM)や、デバイス作製用クリーンルーム、バイオ実験室完備
・バイオセンサ開発
・マイクロ流路作製
・電子デバイス作製
・電子線描画装置によるレジストパーターン作製
・FIBを利用したTEM用薄膜作製
・コバルト内包カーボンナノアニオンのTEM像と制限視野回折観察
・空中配線された量子ドットを有するナノ電子デバイスのSEM観察
・デオキシリボ核酸(DNA)のAFM観察
・CMCマグネティックナノ粒子のFT-IR分析
・単層CNTのラマンマッピング
・量子ドットの励起蛍光すペクトル(NIR-PLE)
・XPSによるグラフェン構造の評価
・オージェ電子分光による酸化グラフェンの薄膜依存性
・飛行時間型二次イオン質量分析装置によるSiとO元素の深さ方向分布
・超電導材料の磁気特性(SQUID/VSM)測定
・硫酸銅のTG-DTA曲線
・カーボン材料の窒素ガス吸脱等温線(比表面積細孔分布計測)
・核およびアクチンフィラメントを蛍光染色した食道がん細胞の共焦点レーザー顕微鏡観察
・アポトーシスを起こしたJurket Cellsの蛍光染(セルソータ)
・ポリイプシロンカプロラクトンのMALDI-TOF-MSによる構造解析
厚さ100nm以下の透過電子顕微鏡用の超薄切片を作製することが出来ます。
ダイヤモンドナイフを用いてバルク試料を切削し、厚さ100nm以下の透過電子顕微鏡用の超薄切片を作製することが出来ます。一方、SEMあるいはAFM観察で必要な高い面精度の断面作製にも活用できます。
超薄切片の作製
元素分析 (溶液、無機元素)
霧状にした試料を、円筒状のプラズマに導入することで、原子固有の波長の発光(スペクトル線)から元素の定性・定量をする分析法です。
液体試料の元素を測定する類似の装置に原子吸光法、ICP-MSがあり、特徴は以下の通りです。
・原子吸光法:ルーチン的な操作では扱いやすい。ppbオーダー。元素に応じた光源が必要。
・ICP-AES (ICP-OES):主成分の測定に対して比較的万能。ppbオーダー。
・ICP-MS:微量成分の測定向き。pptオーダー。ppmオーダーの高濃度マトリクスは不可。
ICP-AESは、分光のために回折格子を使用していますが、それらを駆動させて測定するシーケンシャルタイプと、駆動させずに一度に検出するマルチタイプがあります。前者は分解能と感度が良いですが、測定時間が長いという欠点があります。本装置は多元素の同時分析に向いているマルチタイプ装置となっています。
干渉量を自動診断できるデータベースとソフトウェアを備えるため、多元素干渉試料でも初心者が比較的簡単に測定することができます