各種ドラフトなどの有機合成の汎用装置が充実の実験室。広さも合計150㎡と広く、一般的な試薬も一通り完備。有機合成・天然物合成の技術相談も歓迎。土曜日や平日18時以降も利用可能なので、掛け持ち利用も可能。
・一般的な試薬を一通り完備し、全般的な有機合成が可能
・合計150㎡で開放的な実験室
・土曜日や平日18時以降も利用可能
・機器の持ち込みが可能
【試験施設の特徴】
海外での研究員経験、また、国内大手製薬メーカーでの治療薬開発室長経験等も経て独立後、国内にて受託研究開発・品質管理・試験検査を25年行われています。
豊富な経験を元に、試験方法についての不明点などがございましたら事前にアドバイスをさせていただきます。
*試験先は推進の場合開示させていただきます。
【試験対象品】
プラスチック製品、セラミック製品、金属製品など
【試験】
●規格 ISO21702に準拠
*公定法であるISO21702のアレンジ試験にも対応しております。試験方法からのご相談に関しましても是非ご相談ください。
●概要
プラスチック製品向け抗菌試験「ISO 22196(JIS Z 2801)」をウイルス向けに改良した方法です。
●試験方法
①5cm角の試験片(抗ウイルス加工品と無加工品)に0.4mLのウイルス液を滴下し、4cm角のフィルムで被覆します。
②この試験片を25℃×24時間静置します。
③静置後、試験片上のウイルスを洗い出して回収した後、ウイルス感染価を測定します。
④本規格によって指定されている式により抗ウイルス活性値を算出します。
R=Ut-At
*R:抗ウイルス活性値(antiviral activity)
*Ut:無加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/㎠)の常用対数の平均
*At:抗ウイルス加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/㎠)の常用対数の平均
●データの見方
ISO21702では抗ウイルス性能基準として「抗ウイルス活性値2.0以上」が定められています。
●ウイルス
本規格では、インフルエンザウイルス(A型)、ネコカリシウイルスのいずれか1種以上とされています。
その他のウイルスを使用した試験を希望される際には、ぜひご相談ください。
【試験前のご準備】
・5cm✕5cmに切り出した検体
・5cm✕5cmに切り出した対照区(無加工品)
*抗ウイルス加工剤を含まない無加工品との比較試験が必要になります
*検体はそれぞれ6枚、対照区は12枚ほど必要になります。
【試験結果のご利用に関して】
HP、LP、営業資料等、広くお使いいただけます。
細胞の品質検査
【提供試験のポイント】
細胞の培養から品質検査、その細胞を用いた臨床試験までをした流れで試験を行うことが可能です。
寄託者から提供された情報に基づいて細胞の品質検査を実施します。主に製品中の生存微生物やマイコプラズマ汚染、グラム陰性菌由来のエンドトキシンを定量・検出することで細胞のコンタミネーションを検査します。
【可能な試験例など】
<無菌試験>
・直接法
GMP微生物試験の要件の1つであり、無菌製品に生存微生物が含まれていないことを上市前や患者への投与前に確認するために行われます。
<マイコプラズマ試験>
・PCR法
あらかじめ作製されたプライマーを用いて検体のDNA断片の増幅を行い、電気泳動によって増幅されたフラグメントを識別し、検体内のマイコプラズマ汚染を高感度かつ迅速に検出します。
・マイコアラート法
検体内の生存マイコプラズマを溶解させ、酵素とMycoAlert™基質を反応させることでADPからATPへ変換触媒されます。MycoAlert™基質添加前後のサンプル内ATPレベルを測定することにより比率が算出され、この比率により、マイコプラズマの存在の有無が示されます。
<エンドトキシン試験>
ライセート試液のゲル化に伴う濁度の変化を測定し、エンドトキシン濃度と反応液があらかじめ設定された濁度に達するのに要した時間又は濁度の経時変化率との間の用量反応関係に基づいて、エンドトキシンを検出・定量する方法です。