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材料、有機化合物の定性・定量、天然物・微生物などの分析、異物分析など
物質に光を当てたとき、散乱光のごく一部に波長の異なる光が発生します。この現象をラマン散乱といい、ラマン分光では、レーザーによる単色光を当てて散乱光を測定することによりラマンスペクトルを得ます。ラマンスペクトルは、原子の振動(ばね運動に相当)によって周波数が変わるため、原子の質量と原子間の結合力に依存したラマンバンドが得られ、試料に含まれる結合や分子の解析をすることができます。
・有機化合物や金属酸化物などの物質は、成分が同じであれば同じスペクトルが得られます。よって、ラマンスペクトルから物質の同定をすることができます。
・混合物の解析はピークが複雑になるほど難しくなりますが、波形分離などを駆使することによって成分分析や定量ができることがあります。
・点分析では微量なピーク違いの見極めが困難な場合でも、マッピング測定によりピークの違いを見つけることができる場合があります。
・標準装備されている光学顕微鏡により、微小領域(分解能: 1μm(100倍対物レンズ使用))のラマンイメージ測定ができて、物質や成分の空間分布を調べることができます。
・共焦点モードによって、物質の深さ方向(分解能: 2μm(100倍対物レンズ、共焦点モード使用))の分析をすることができます。
・結晶化度や応力状態のような、材料の特性を調べることができます。
・温度可変ステージ(約-100℃~600℃)により、固体材料の相転移などの測定ができます。
各種工業製品や工業材料のカビに対する抵抗性(カビの発育のしにくさ)を調べる試験です。工業製品や工業材料の防腐加工効果の確認ができます。
各試験カビを前培養し、混合胞子液を調製します。検体(試験片)に混合胞子液を接種し、カビの生えやすい環境(例:26±2℃、相対湿度95~99%)で培養した後(1~4週間)、肉眼および顕微鏡で観察し、カビの発育度合いを判定します。
カビ発生有無確認試験と違い、カビを接種して試験を行います。
食品や各種工業製品に発生したカビや細菌、酵母などの微生物を分離し、その種類を調べる(=同定)試験です。試験結果をもとに、汚染微生物の生態分布、生理性状、有害性、再発生防止対策などに関する情報を提供します。微生物を同定せずに微生物が存在するかどうかのみを調べることも可能です。
以下の手順に沿って試験を進めます。
1. 検体の変色部・変質部・浮遊物を顕微鏡で観察する
2. 観察した変色部・変質部・浮遊物を無菌的に培地に接種する
3. 培養する
4. 培養された微生物を純培養する
5. 純培養された微生物を最適な方法で同定する
同定には形態学的手法、生化学的手法、遺伝学的手法などさまざまな手法から、微生物に適切だと思われる方法を選択します。
試験期間は最短5日から3週間程度で、検体の状態や微生物の種類などによって幅があります。
集束したイオンビームを試料に照射し、加工や観察を行う装置です。
※組織により上記実験ができない場合がございます。
SEM(走査型電子顕微鏡)にEDX(エネルギー分散型X線分析装置)を装備しており、観察領域における組成分析・元素マッピングができます。
※組織により上記実験ができない場合がございます。
電子プローブマイクロアナライザ(EPMA)は、物質表面に電子線を照射して、そこから発生する特性X線を計測し、試料を構成する元素とその量を測定することができます。
※組織により上記実験ができない場合がございます。